設定ファイルの設定項目

設定ファイルの設定項目の一部を紹介しています。全ての情報についてはLove2DのWikiの設定ファイルのページを参照してください。

t.identity

stringデフォルト値nil

保存ディレクトリ名。注意点として、ディレクトリ名のみを指定してください。ディレクトリの場所から指定しないでください。identityの動作確認プログラムは以下の通りです。

conf.lua

function love.conf(t)
    t.identity = "save"    -- OK
--  t.identity = "c:/Users/hoge/save"    -- NG
end

main.lua

function love.load()
    love.filesystem.write("settings.txt", "hello!!")
end

実行すると、saveディレクトリにsettings.txtが作成されます。saveディレクトリのパスはOSによって異なるのでlove.filesystemのドキュメントを確認してください。

t.version

使用可能なバージョン:LÖVE 0.8.0以降

stringデフォルト値(現在のバージョン)

アプリケーションの制作に使用したLove2Dのバージョン。フォーマットはX.Y.Z形式で、Xはメジャーバージョン、Yはマイナーバージョン、Zはビルドバージョン(修正レベル)となっています。

Love2Dとアプリケーションのバージョンに互換性がない場合、警告メッセージが表示されます。

t.console

booleanデフォルト値false

コンソール出力を行うかどうか。OS Xの場合、ターミナルから起動させることでコンソール出力を行うことができます。

t.accelerometerjoystick

使用可能なバージョン:LÖVE 0.10.0以降

booleanデフォルト値true

iOSとAndroidで加速度センサーを3軸ジョイスティックとして扱うかどうか。加速度センサーを使用しない場合、CPUの使用率を抑えられる可能性があります。

t.externalstorage

使用可能なバージョン:LÖVE 0.10.1以降

booleanデフォルト値false

Androidでのファイルの保存場所の指定。trueの場合は外部ストレージに、falseの場合は内部ストレージに保存します。

t.gammacorrect

使用可能なバージョン:LÖVE 0.10.0以降

booleanデフォルト値false

ガンマ補正レンダリングを行うかどうか(システムが対応している場合)

t.window.title

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

stringデフォルト値"Untitled"

ウインドウのタイトル。love.window.setTitleを使用することでソースコードから同等のことが行えます。

t.window.icon

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

stringデフォルト値nil

アイコン画像のファイルパス。全てのOSが大型の画像に対応しているわけではないので注意してください。love.window.setIconを使用することでソースコードから同等のことが行えます。

t.window.width

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

numberデフォルト値800

ウインドウの幅。0を指定した場合、デスクトップの幅が自動的に設定されます。

t.window.height

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

numberデフォルト値600

ウインドウの高さ。0を指定した場合、デスクトップの高さが自動的に設定されます。

t.window.borderless

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

booleanデフォルト値false

ウインドウの枠線を消すかどうか。オペレーティングシステムによって影響が異なることがあるので注意してください。

t.window.resizable

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

booleanデフォルト値false

ウインドウのサイズ変更を許可するかどうか。

t.window.minwidth

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

numberデフォルト値1

ウインドウの最小の幅。window.widthの方が小さい値が指定されれいる場合、ウインドウの幅にはwindow.minwidthの値が設定されます。

t.window.minheight

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

numberデフォルト値1

ウインドウの最小の高さ。window.heightの方が小さい値が指定されれいる場合、ウインドウの幅にはwindow.minheightの値が設定されます。

t.window.fullscreen

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

booleanデフォルト値false

全画面表示するかどうか。love.window.setFullscreenまたはlove.window.setModeを使用することでソースコードから同等のことが行えます。

t.window.fullscreentype

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

stringデフォルト値"desktop"

全画面のタイプ設定。”desktop”または"exclusive"を設定できます。"desktop"を設定することが推奨されています(いくつかのオペレーティングシステムでは"exclusive"より制限が少ないため)。

t.window.vsync

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

booleanデフォルト値true

VSYNC(垂直同期)を有効にするかどうか。trueを設定することが推奨されています。VSYNCを無効にすることによる影響がわからない場合はtrueのままにしておきましょう。

t.window.msaa

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.2以降

numberデフォルト値0

マルチサンプリングのサンプル数。

t.window.display

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.0以降

numberデフォルト値1

ウインドウを表示するディスプレイのインデックス。マルチモニター環境で有効になります。

t.window.highdpi

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.1以降

booleanデフォルト値false

高DPIの設定。Retinaディスプレイ環境のMacまたはiOSでゲームのテストができない場合、無効にしておくことが推奨されています(正しく見えるようにコードを微調整する必要があるため)。

t.window.x

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.2以降

numberデフォルト値nil

ウインドウのX座標。love.window.setPositionを使用することでソースコードから同等のことが行えます。

t.window.y

使用可能なバージョン:LÖVE 0.9.2以降

numberデフォルト値nil

ウインドウのY座標。love.window.setPositionを使用することでソースコードから同等のことが行えます。